アパートの外壁を補強するには何がいい?
アパートの外壁の補強は、どのようにすれば良いのかがわからないとお悩みの方はいらっしゃいませんか。
アパートの外壁は、古くなってくると劣化してしまうため、補強はとても重要です。
そのため、補強したいとお考えの方は多いでしょう。
そこで今回は、アパートの外壁を補強するには何が良いかについて紹介します。
□エポキシ注入工法について(RC造のみ)
外壁の補強には、エポキシ注入工法というものがあります。
聴き馴染みのない方も多いのではないでしょうか。
こちらの工法は、コンクリート構造物の亀裂や打ち継ぎにエポキシ樹脂を注入接着する工法です。
エポキシ注入工法では、どのような点がメリットにあげられるのでしょうか。
ここで用いる接着剤は、低粘度で可使用時間の長いものです。
そのため、状況に応じて最適な接着剤を選定できます。
エポキシ注入工事の流れは、どのようなものでしょうか。
まずは、割れ目をマーキングし、剥離シールをマーキングした部分に貼り付け、剥離シールが乾燥したら、注入器を差込自動低圧で注入します。
剥離シールは注入したエポキシ樹脂が逆流しないようにシーリングしています。
割れ目の中にエポキシ樹脂が行き渡ったら、剥離シールをはがし、剥がした後に清掃やパテかいを行い、そして塗装をして完了となるでしょう。
上記の工事は、自動低圧注入工法の流れを簡単に説明したものです。
自動低圧注入工法以外にも、アンカーピンニングという手動注入ポンプに高粘度エキポシ樹脂を充填して部分注入する工法もあります。
□Uカットシーリングでの補強
その他にも、Uカットシーリングという方法があります。
シーリングという名前から、なんとなく予想のつく方もいらっしゃるのではないでしょうか。
基本的にはその名の通り、シーリングで補強していく方法です。
Uカットシーリングは、コンクリートに生じたひび割れを幅は10mm、深さを10mm~15mmほどU字に掘削して行います。
この掘削した部分に、シーリングを充填して補強します。
この工法はどのような際に行われるのでしょうか。
これは、主に修繕工事などで1ミリ幅以上のひび割れを補修する際に行われる工法です。
Uカットシーリングは、割れに沿ってダイヤモンドカッターなどでU字に深くカットし、シーリング材の接着面積が広くなります。
そうすることで、割れ目が振動などでズレが生じたり広がる場合に対して追従できます。
そのため、同じ箇所が再びひび割れを起こさないようにする効果というメリットがあります。
□まとめ
今回は、アパートの外壁を補強するには何が良いかについて紹介します。
アパートの外壁の補強にはさまざまな方法がありました。
どの方法が良いのを見極めることは、とても難しいものです。
よって、まずは業者に相談して、密な打ち合わせを行い、最適な方法を考えるようにすると良いでしょう。